DAISUKE KIRIYAMA
准教授 (Associate Professor)
東京大学大学院 人文社会系研究科
欧米系文化研究専攻 英語英米文学専門分野 修士課程 修了
東京大学大学院 人文社会系研究科
欧米系文化研究専攻 英語英米文学専門分野 博士課程 単位取得退学
State University of New York, University at Albany Department of English,
Doctoral Program 修了
State Universiy of New York,
University at Albany Department Asian Studies,
Adjunct Lecturer非常勤講師、
東京大学教養学部非常勤講師、
茨城大学人文社会科学部専任講師を経て、現職。
20世紀前半から中盤にかけてのアメリカ小説
主にウィリアム・フォークナー
現代研究コース講義
現代研究コースゼミナール
英米文学演習(大学院)
アメリカの文学作品を主に扱いますので、まずは英語の知識を身につけ、日常的な英語だけでなく文学作品の英語でも読めるようになってもらいたいと思います。ただし、単語や文法を理解しただけでは文章は読めません。言葉は文脈によって辞書に載っている定義を超えた様々なニュアンスを帯びます。それを読み取れなければ、文章に込められた感情や論理も汲み取ることはできません。また背景にある歴史や社会状況、思想や文化を知っていなければ理解できないこともあります。時には、微妙な言葉遣いや行間から著者の思惑を超えた意味が見つかることもあります。これらを踏まえて文章を精読していくことで、英語や文学作品だけでなく、あらゆる文章を読む力を総合的に向上させることを目指します。
また特にゼミではそれに加えて、発表、議論、論文執筆を通して自分の考えを論理的にまとめて発信することに主眼を置きたいと思っています。題材が文学作品ですから、単に情報をまとめるだけでは成り立ちません。文学作品に没入して辛抱づよく読みながら独自のアイディアを発展させていく必要があります。そうすることで、文学のおもしろさにも気づいてもらえると信じています。学生のみなさんには、ゼミでの活動を通して何よりも文学を読む楽しみを知ってもらいたいと思います。