KEIKO ARAI
教授 (Professor)
東京大学文学部言語文化学科英語英米文学専修課程卒。
東京大学大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻英語英米文学専門分野修士課程修了。
同大学院博士課程単位取得満期退学。
メリーランド大学カレッジパーク校英文科博士課程修了 Ph.D.(English)
(フルブライト奨学生)。
武蔵大学人文学部専任講師、准教授、教授を経て現職。
[専門分野]
アメリカ文学
[研究テーマ]
19世紀から20世紀初頭のアメリカ小説(特に、Nathaniel Hawthorne、Henry James、Edith Wharton、Willa Catherなど)。女性表象。
[主要業績]
“A Portrait of a Self-Made Woman: Lena Lingard in My Ántonia” (Holly Blackford, ed., Something Complete and Great: The Centennial Study of My Ántonia, Fairleign Dickinson UP, 2017)
「イーディス・ウォートン『歓楽の家』における社会風刺と感傷性」(平石貴樹、後藤和彦、諏訪部浩一編著『アメリカ文学のアリーナ ロマンス・大衆・文学史』、松柏社、2013年)
“‘Phoebe is no Pyncheon’: Class, Gender, and Nation in The House of the Seven Gables” (The Nathaniel Hawthorne Review 34, 1&2, 2008)
[所属学会]
日本英文学会、日本アメリカ文学会、アメリカ学会、日本ナサニエル・ホーソーン協会、The Willa Cather Society、The Nathaniel Hawthorne Society、The Edith Wharton Society
英語文化コース入門講義
英米文学特別演習
英語文化コースゼミナール
文化背景演習
旅行や音楽鑑賞、舞台鑑賞が趣味です。大学生の頃は、オーケストラや室内楽のサークルに入っていました。
ゼミや演習では、アメリカの代表的な作家の小説を読み、作品の解釈・分析を行います。同じ1つの場面でも、皆さんそれぞれ読み方・感じ方が違いますので、お互いの意見を話し合うことで新たな見方に出会い、作品の世界が豊かに広がっていきます。英語テクストということもあり、最初の頃は大変だと思う方もいるかもしれませんが、だんだんと慣れてくると作品分析も深くなり、授業でのディスカッションも盛り上がっていきます。文学作品を取り巻く様々な背景(社会、文化、歴史、作家の伝記など)についても学びつつ、原文の言葉一つ一つを大切にしながら、作品を丁寧に読み解いていくことを大事にしたいと考えています。皆さんと教室でお会いするのを楽しみにしています。