ICHIRO HIRATA
教授 (Professor)
筑波大学博士(言語学)
東京都立大学大学院修士課程修了
University of California,San Diego 校 客員研究員
山形県立米沢女子短期大学助教授、
奈良教育大学助教授、
専修大学教授を経て現職に至る。
[専門分野]
語用論、日英比較言語学、意味論、統語論。
[研究テーマ]
有標の言語表現(普通ではない言い方)が伝える意味
口語英語の語用論的、意味論的分析
[主要論文]
1. “Implicatures of Vocatives and Their Theoretical Implications,” English Linguistics 37, 2021.
2.「指示表現のレトリック」『語用論研究』20, 2019.
3. 「副詞応答文Really?について」『英語語法文法研究』25, 2018.
4. “Coordination, Subject Raising, and AgrP in Japanese,” Linguistic Inquiry 37, 2006
など
[著書]
1.『音と形態』朝倉書店, 2020(共著).
2.『徹底比較 日本語文法と英文法』(共著)くろしお出版, 2016.
3.『語彙範疇(Ⅱ)名詞・形容詞・前置詞』(共著)研究社出版, 2001.
など
[所属学会]
日本英語学会、日本言語学会、日本語用論学会、英語語法文法学会
言語・教育コースゼミナール
言語・教育コース入門講義
英米語学演習(大学院)
趣味はJazzを聴くことと、situation comedyを観ることです。Jazzは少し「外す」ことで音楽的効果を得ますが、笑いも少し「外す」ことで生まれます。本当は出すこともできたのに出さなかった音、本当は言うこともできたのに言わなかった言葉、それが聞き手の心の中でだけ、静かに聞こえ続けるのです
英語と日本語の共通点や違いを幅広く研究しています。今は特に英語の会話特有の表現に夢中です。ゼミのテーマは「その不思議な意味がどうやって伝わっているかの言語学」です。
物事が自分の思うように進まなかった後で、やっとうまくいきそうな兆しが見えたとき、Now we’re talkingと言います。「こうでなくちゃ」といった意味ですが、この不思議な意味がどこからやってくるのかを学生とともに考えています。