CHIKAGE TANABE
教授 (Professor)
聖心女子大学文学部外国語外国文学科英語英米文学専攻卒。
東京大学大学院人文社会系研究科
欧米系文化研究専攻英語英米文学専門分野修士課程修了、
同大学院博士課程単位取得満期退学。
The Claremont Graduate University, Dept. of English 修士課程修了
(日米教育委員会フルブライト奨学生)。
千葉商科大学商経学部専任講師、成城大学文芸学部専任講師を経て現職。
[専門分野]
アメリカ文学
[研究テーマ]
アメリカ感傷/家庭小説の系譜
[主要業績]
「娘が表象するもの:初期アメリカ・センチメンタル小説についての一考察」(『アメリカ文学研究』第35号)
「Henry James, "The Figure in the Carpet" におけるクイア」(『千葉商大紀要』第38巻第1号)
「見知らぬ人たちの涙――ハナ・ウェブスター・フォスター『コケット』再読」(國重純二編『アメリカ文学ミレニアムI』南雲堂、2001)
「近代市民社会の形成」(亀井俊介編『アメリカ文化史入門』昭和堂、2006)
"Catharine Maria Sedgwick, A New-England Tale and the History of American Sentimental Novels" ( Proceedings of the Kyoto American Studies Seminar , 2001)
[訳書]
『マーロン・ブランド』(岩波)
[所属学会]
日本英文学会/日本アメリカ文学会/アメリカ学会
英語文化コースゼミナール
英語文化コース演習:少女小説を読む
文化背景演習
英米文学演習(大学院)
ピアノ演奏、スキーと、学生時代には即答できたのですが・・・。
小説を通じて、年齢も、性格も、性別も、人種も、階級も、国籍も、あるいは生きている時空も、自分とはまるで異なる作家や登場人物の感じた喜びや痛みを、 わがことのように感じる経験、いわゆる「感情移入」は、私にとって文学研究の原動力です。それは他者に思いを馳せる行為でありながら、結果的には自分とい う人間について、まざまざと思い知らされる経験でもあります。アメリカ文学には、そんな他者との出会いがいっぱいです。ご一緒に、想像力の限りをつくし て、アメリカ文学の世界に飛び込みましょう。