HARUO NAKANO
教授 (Professor)
東京大学大学院人文科学研究科英語英米文学専攻博士課程単位取得退学。
埼玉大学教養学部助教授を経て現職に至る。
[専門分野]
イギリス演劇(シェイクスピアをはじめ、主にエリザベス朝の劇作家が対象です)
イギリス・ルネサンス文化(天文学、地理学、魔術、魔女狩り、新大陸、ファッション、庭園、王権が主な対象です)
[研究テーマ]
これまでイギリスのルネサンス文学を文化的背景から分析してきましたが、これからもそうだと思います。
[主要著書]
『恋のメランコリー―シェイクスピア喜劇世界のシミュレーション』(研究社)
『シェイクスピアの英語で学ぶここ一番の決めゼリフ』(マガジンハウス)など。
[主要訳書]
『魔術の帝国―ルドルフ二世とその世界』(平凡社)
『英国ガーデニング物語』(集英社)
『イングランド社会史』(共訳)(筑摩書房)など。
[主要論文]
<天文学>
「エリザベス朝演劇における天文学的想像力について」(『埼玉大学紀要』第32巻)
<地理学>
「カタイへの道─地球儀を用いた16世紀初期英国の演劇(『へるめす』第37号)
<魔術>
「ルネサンス魔術のメタモルフォシス」 (『エリザベス演劇の誕生』)
<魔女狩り>
「つくられる魔女」(『英語青年』2005年7月号、8月号)
<新大陸>
「ルネサンスの悪の自己培養─『テンペスト』とヴァージニア会社パンフレット」
(『へるめす』第50号)
<ファッション>
「神の怒りを呼ぶ衣装─15世紀道徳劇と贅沢禁止令」 (『リーディング』1992年号)
<王権>
「『統合(ユニオン)』のバラ─シェイクスピア歴史劇とテューダー神話」 (『文学』第2巻 第2号)
<錬金術>
「ルネサンス錬金術の想像力」(『逸脱の系譜』)
<階級>
「商人の隠された欲望─『ヴェニスの商人』論」(『英語青年』2005年4月号、5月号、6月号)
[所属学会]
日本英文学会、日本シェイクスピア協会、国際演劇評論家協会
英語文化コースゼミナール
英語文化コース演習
英米文学演習(大学院)
おいしいものを食べること(つくること)です。
20年ほど前ですが、私もとても楽しい学生時代を送りました。もちろん勉強もためになりましたが、たぶん勉強と同じぐらい(いや、それ以上かもしれません)ためになったのが、いろいろな友人と知りあい、友人との付きあい方を覚えたことです。
大学は専門知識を学ぶところですが、それだけではありません。卒業後はかならず社会生活が皆さんを待ちうけています。私のゼミに参加なさる方には、発表、討論、雑談をつうじて、自己表現、他人の尊重、付きあい方などを身につけていただければ、と思っています。